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小説「東京タワー」 江國香織

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ちょっと前から近所の本屋さんの文庫本コーナーに山積みされてたので気になってたんだけど、鬱病のせいで本を見るのもツラかったので買わずにいたのですが、本を読む週間は持ってても損はないな…と思い直し、ぼちぼち読もうと買ったのがこの本です(説明長っ)。

さて、この東京タワーという物語。
江國香織が書かれたということで…。
ぜんぜん感慨深くないです。
つーか江國香織さんの作品、はじめて読みました。

ふたりの若い男とふたりの中年人妻の物語。
東京タワーがストーリーにどのように拘わってくるのかなぁって思いながら読んだんだけど、ハッキリいってよくわからんかった。冒頭で雨に濡れる東京タワーの情景が簡単に描かれてたから、主人公のココロの移り変わりとかを投影してるのかなぁ…って思ったけど、それも違った。

何言いたかったのかイマイチさっぱりわからなかったかな。
なんだかレディースコミック読んでるような気がした(レディコミ読んだことないけど…)。
やっぱり男視線のストーリーを女性が描くとこんな風になるのかな。

恋愛したいと思ってる既婚女性にはオススメできると思うけど、それ以外はハッキリ言って「んー。どうでしょー。」って感じ。
でもね。一度読み出したら止まらなくなった。こんなの本当に滅多にないんだけど、江國香織さんが人気だってのがわかった気がした。内容はさほど凄くない(失礼!)んだけど、読者を物語に惹きつける魔力みたいなものがあるなぁ…と関心してみたり。

そんなトコですかね。
by clust-ichi | 2007-03-28 15:13 | 書籍
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