人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小説「Alone Together」 本多孝好

小説「Alone Together」 本多孝好_a0098479_15221243.jpg

本多孝好さんの著書で、元カノが薦めてくれた本。

ヒトの闇の部分を描いた作品。

この本では人間の汚い一面をフューチャーしてるけど、人間って画一的なものじゃなくて、多面性を持ってると思う。
だから、一面だけを見て、それで断定する言い方には賛同できない。

この作品の主人公は、人間が持ち合わせている「葛藤」という概念をあえて度外視してると思う。そこが彼の弱いところなのかな。

まぁ、「多かれ少なかれ誰にだってこんな闇はありますよ」ってのは間違ってないだろうけど。

とっても内容が濃いです。
「こういう考え方を主軸に考えてるヒトもいるのか」と考えさせられます。
でもぼくの場合、物語のキャストに感情移入しすぎるからちょっと辛いかな。
# by clust-ichi | 2007-03-28 15:22 | 書籍

小説「嘘をもうひとつだけ」 東野圭吾

小説「嘘をもうひとつだけ」 東野圭吾_a0098479_15205226.jpg

東野圭吾さんの著書。
5話からなる短編小説です。

刑事1課・加賀の受け持つ事件(殺人事件)を通して、自供に至るまでの殺人犯の心境を描写した作品ってトコかな。
ハッキリ言って「和製・刑事コロンボ」って感じだった(コロンボよく知らんが)。

タイトルから、もっと切ない人間関係を期待してただけにかなりガッカリ。

きっと読み返すことはないだろうな…。
# by clust-ichi | 2007-03-28 15:21 | 書籍

小説「そのときは彼によろしく」 市川拓司

小説「そのときは彼によろしく」 市川拓司_a0098479_15184259.jpg

「いま、会いにゆきます」や「恋愛寫眞―もうひとつの物語―」の著者である市川拓司さんの著書。
実は今、読み直し中だったり。

市川拓司さんの作品は現在までで6タイトル出版されてて、今までに「いま、会いにゆきます」、「恋愛寫眞」、「弘海 ―息子が海に還る朝 」、「世界中が雨だったら」を読んでたんだけど、今回やっと重い腰をあげることができた。

市川拓司さんの著書って結構みんな、序盤はとてもニュートラルなんだよね。平々凡々な日々を暮らしてきた主人公が物語のキーパーソンとなる人物とめぐり合うってトコからはじまるのはこの作品も例外じゃなかった。

ストーリーを構成する要素として"水草"や"陸上競技"というものが出てくるんだけど、実はこれ、市川拓司さんの実際の趣味みたい。市川さん本人も昔陸上競技やってたらしいし、ご自宅ではアクアプランツをされてるみたいだし(市川さんご本人のブログに載ってた)。

陸上競技に関しては市川さんも思い入れがあるのかな。
「いま、会いにゆきます」でも"たっくん"が陸上競技やってたって設定だったし…。

中盤までのストーリーはほのぼのとした雰囲気で展開されるんだけど、終盤"キー"になってくる要素がところどころにさりげなく散りばめられてるんですょ。

ストーリーも後半をすぎたあたりから話は急展開を見せる。
「いま、会いにゆきます」では"澪(みお)"の「この世への滞在期間」が判明するって設定だったけど、そこんトコは「そのときは―」も似たような感じだったなぁ。

終盤、「いま、会いにゆきます」は澪が消えてしまう。「恋愛寫眞」は静流が病気で死んでしまうといった"切ない"設定になってるけど、この作品は最後の最後でハッピーエンドにしてくれた。
恋愛小説って結構「最後を切なくさせて、作品に対する思い入れを強くさせる」って意図がある(あるの?)けど、「そのときは―」は嬉しくなるほどみんなが幸せになってくれてとても嬉しかった。

"切なく―"ってのもいいんだけど、ぼくの場合感情移入しすぎちゃうから、ハッピーエンドで終わってもらったほうが楽でいいw

それにしても市川拓司さんの作品って、暗喩が綺麗なんだよね。
すぐに思い浮かぶ言い回しは、「ちっとも甘くないザットハルテ」と「閉所恐怖症の宇宙飛行士」。
やっぱり「恋愛寫眞」ばっかりになっちゃうな(^-^;

市川拓司さんの作品は、これであと「Separation」だけになってしまった。
太宰治の「斜陽」を読まなくちゃいけないし、本多孝好さんの本も読み直さないといけないし…。

だんだかんだでやっぱり忙しいなw
# by clust-ichi | 2007-03-28 15:19 | 書籍

絵本「星の王子さま」 サン=テグジュペリ

絵本「星の王子さま」 サン=テグジュペリ_a0098479_15165919.jpg
こっちは河野万里子さんの翻訳本です。
タイトルが金色で、キラキラしてて綺麗だったので買いました。

こっちのほうは大人が読みやすいような文面になってます。

でも、繊細な言い回しを求めるヒトは内藤濯さんの本をオススメしますね。

これはこれでアリだとは思うんだけど…。

うーん。やっぱりぼくは内藤濯さんのほうがいいかな。
(あんまりよくわかってないけどw)
# by clust-ichi | 2007-03-28 15:17 | 書籍

絵本「愛蔵版 星の王子さま」 サン=テグジュペリ

絵本「愛蔵版 星の王子さま」 サン=テグジュペリ_a0098479_1515136.jpg
元彼女が教えてくれて、そのコと一緒に買った本です。

内藤濯(ないとう あろう)さんの翻訳本で、元彼女曰く「新訳の中で一番いい訳しかたしてる」らしい。

なんかね、絵本みたいな言い回しなん。

耳にやさしいって感じ。


この本を教えてくれた元彼女に感謝。
# by clust-ichi | 2007-03-28 15:15 | 書籍