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小説「姑獲鳥の夏 上下巻」 京極夏彦

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読みました。
って言っても、読み終わったのは先週の話です。
別れ話を持ちかけられた14日、「もうちょっとなんだから、せめて全部気持ちよく読ませてくれてからでもいいのに…」って思ったから、正確には15日くらいに読破したってことになるかな。
ま、そんなことはどうでもいいゃ…。


この小説は元彼女が好きで、ぼくも彼女の好きなものを好きになろうと思って
読み始めたのがキッカケでした。
前にも書きましたが、この小説は映画にもなってて、先日DVDで観たのであらすじはよくわかってました。
まぁ、これだけの本を読むんだから、それくらいいいよね(^-^;


あらすじはここでは割愛。
面倒すぎるw


関口巽は終始単純で頭の悪いキャラクターという感じだった。
ただ、悪気がなく、彼なりの正義のもとの行動なので、そこんトコが同情の余地というところか。

京極堂、カッコよすぎw
序盤の関口との談話のシーン。
要所要所に関口を友と認めてるのが伺える。

また、関口が京極堂に憑き物祓いを依頼しようと神社に来た際の毅然とした態度。
ココは陰陽師としての冷徹なイメージが存分に出てたと思う。
でも、最後に関口にほだされるところなど、やっぱり友人を放っておけない、京極堂のやさしさが感じられるものとなってる。

そしてクライマックス。
論理的に状況を解体してゆき、真理を解明する様はホントカッコイイ!!


でもまぁ、京極堂シリーズは当分は読まないだろうなぁ。。。
残念だ。
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by clust-ichi | 2007-03-28 15:10 | 書籍

小説「絡新婦の理(1)(2)(3)(4)」 京極夏彦

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毎日の電車の中と、週末のミスドで読みつづけてやっと読破。
ひさしぶりに自分を誉めてあげたいw
最近まで本を読む習慣なんて殆どなかったからなぁ。
まさか自分がこんな本を読むだなんてまったく思ってもなかったです。


さてこの絡新婦の理という物語。京極夏彦という方の著書なんだけど、とにかく長い! 今回読んだ小説は、京極さんの小説の中でも長編にあたるのかな? 今回は分冊文庫を読んだんだけど、元々は1冊の本。ちなみに文庫本なのに厚さが5cmくらいある。こんなの、「そういった機会」がないと一生読む機会がなかっただろうなぁ…。


この本も基本的にはサスペンス系にあたるのかな?
やってることは金田一みたいな推理系。でも本質はそこにあるんじゃなくて、京極堂の言葉にもあるように、「世の中に不思議なことなどはないのだよ」ってトコにあるみたい。


別々の場所で起こった、一見まったく因果関係のなさそうな猟奇殺人。その点と点が合わさったときに新たな真実を知ることになる…という話。
「絡新婦の話に準えてるんだろうなぁ」って思ってたから、ある程度までは推測できたんだけど、人物の関係が複雑に絡み合ってるから、話を追うだけでも一苦労。


それにしても京極堂と中禅寺はかっこよかった! それぞれ仕種に特徴があって、人間味溢れてる。木場修も、ガサツなんだけど言葉のないところに男独特のやさしさが感じられる。普段から悪態を言い合ってはいるんだろうけど、本当に信頼しあってるんだなぁと思えたな。


京極夏彦の「京極堂シリーズ」は、ストーリーテラーが関口ってなってるらしいけど、絡新婦の理では関口は一番最後にしか出てこない。たぶん本作品(特に序盤)は益田元刑事が関口の役割を担っているんじゃないのかな。終盤になるにつれて絡みがなくなってきたけど…w


それにしても一番最後の「あなたが――蜘蛛だったので すね」というフレーズ。それまでの穏やかな情景にまったく反比例した内容だったので、ゾッとしました。


でもなんで「あのヒトが蜘蛛」なんだろ。
「予想を裏切られたぁ~!!」って思ってたんだけど…。
さらに奥が深かったのかなぁ(´-ω-`;)
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by clust-ichi | 2007-03-28 15:08 | 書籍