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小説「I LOVE YOU」

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6名の男性作家の短編小説が収録されたオムニバス。タイトルからもわかるとおり全て恋愛にまつわる物語です。

著者はそれぞれ、伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好。
ちなみに、オール書き下ろしだそうです。

市川拓司さんと本多孝好さんも執筆されてるとのことだったので楽しみにしてたんだけど、やはりページ数が限られてたこともあって満足いくものじゃなかったです。

逆に、ライトに読みたい方にはいいのかもしれない。
ま、ぼくもライトに読みたいほうなんだけど、この作品はライトすぎたw
色々な作家さんの文体を知るにはいいかもしれない。

でも、中田永一さんの作品は限られたページ数にも拘わらず、ちょっといい印象だったかな。
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by clust-ichi | 2007-03-28 15:29 | 書籍

小説「MISSING」 本多孝好

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Alone Togetherに引き続き、これも本多孝好さんの著書。
元カノが薦めてくれたもので、読むのは今回2度目。

最初に読んだときとは感じ方がかわった。
と言うか、やっと多少なりとも理解できたのかもしれない。

そこで、印象に残ったトコを抜粋。

「彼女に愛してもらえなかったことが、そんなに悲しいんか?」
「何を……」
「彼女は彼女の世界でおっさんを愛した。それに嘘はない。そうやろ?おっさんはおっさんの世界で彼女を愛した。それに嘘がなかったのと同じことや。彼女の世界にいたおっさんがおっさん自身でなくても、おっさんの世界にいた彼女が彼女自身でなくても、それはどっちが悪いわけでもない。それは仕方ないんや。おっさんが死ぬことでそれが埋まるわけでもない。死ぬことになんて何の意味もない」


「だけど、ねえ、一年に一度でいい。一分でも、一秒だっていい。自分が死んだあと、生きていた日の自分を生きている誰かに思い出してほしいと願うのは、そんなに贅沢なことなのかい?死んだ途端に、はい終わりじゃ、だって、あんまりにも寂しいじゃないか」


欺き、騙され、そうまでして人は自分が生きた証をこの世界に留めずにはいられないものだろうか。


「もし、君の大事な人が、例えば、君の奥さんが死んだとしよう。深く傷ついている君に、人が言う。人間はいつかは死ぬものだ。誰某も死んだし、誰某だって死んだ。さて、君はどう思う?」
自分の言葉の意味が通じたことを察したのだろう。彼は微笑んだ。
「そういうことだよ。他の人のことなんか知らない。その感情は、僕にとって特別なものだったし、異常なものだった。僕にとってはそれで十分だ。違うかい?」


これがすべてじゃないけど、こういうことはぼくもよく考える。
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by clust-ichi | 2007-03-28 15:25 | 書籍

小説「Alone Together」 本多孝好

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本多孝好さんの著書で、元カノが薦めてくれた本。

ヒトの闇の部分を描いた作品。

この本では人間の汚い一面をフューチャーしてるけど、人間って画一的なものじゃなくて、多面性を持ってると思う。
だから、一面だけを見て、それで断定する言い方には賛同できない。

この作品の主人公は、人間が持ち合わせている「葛藤」という概念をあえて度外視してると思う。そこが彼の弱いところなのかな。

まぁ、「多かれ少なかれ誰にだってこんな闇はありますよ」ってのは間違ってないだろうけど。

とっても内容が濃いです。
「こういう考え方を主軸に考えてるヒトもいるのか」と考えさせられます。
でもぼくの場合、物語のキャストに感情移入しすぎるからちょっと辛いかな。
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by clust-ichi | 2007-03-28 15:22 | 書籍